Pocket

平成15年ソフトウェア開発技術者試験より

■問題
あるプログラムの仕様設計から結合テストまでの
開発工程ごとの見積工数を表1に示す。
表1

また,この間の開発工程ごとの
上級SEと初級SEの要員割当てを表2に示す。
表2
上級 SE は,初級 SE に比べて
プログラム作成・単体テストについて2倍の能力を有する。

表 1 の見積工数は,上級 SE の能力を基にしている。
すベての開発工程で,上級 SE を 1 名追加割当てすると,
この間の開発工程の期間を何か月短縮できるか。

ここで,開発工程は重複させないものとする。

ア 1

イ 2

ウ 3

エ 4

■解説
人月とは「1人が1ヶ月で行うことのできる作業量」のことです。
人によって作業効率は違うので
一般的には、標準的な作業効率の人を基準にすることが多いようです。

問題では、上級SEの能力を基準で見積もりを行っています。
表1の仕様設計が”6″というのは
「上級SEが1人で実施した場合、6ヶ月かかる」ということです
2人でやれば3ヶ月ですむというのが人月の考え方です。

工数÷人=期間

初級SEは、上級SEの半分の能力ですから
上級SEの倍の期間がかかることになります。

かかる期間は表3のとおりになります。
表3
■答え

■現場では
現場では、リリース日が顧客から提示されている場合
その期間に間に合うように、人員の調整を行います。

その際、実際かかった工数が見積もり内に収まることは重要です。
実工数が増える分だけ、経費(人件費など)が高くなるためです。

その為の対策の一つとして
「見積もりの精度を上げる」ことがあげられます。

自分のプロジェクトでは、実工数をツールで記録することにより
工程別の見積もりと実工数の差分を把握し
次回の見積もりの際の指標として生かそうとしています。